【鼓南地区】貴船神社夏祭り
7月28日(日)の日中、粭島で「貴船神社夏祭り」が行われました。
海の中を渡るお神輿として有名な「貴船神社夏祭り」は、海の安全や豊漁を祈願して始まったとされるお祭りで、毎年7月の下旬頃に実施されます。
この日も、珍しい光景を一目見ようと、またカメラに収めようと、多くの人が粭島に訪れており、地元の有志の方々による飲み物やかき氷の販売や、オリジナルTシャツの販売なども行われました。
いざお神輿が海に入ると、担ぎ手の勇ましい掛け声が海に響き、大勢の人がその様子を楽しみ、見守っていました。
また、お神輿に注目が集まることが多いですが、大変なのは先導役の伝馬船。お祭りが始まってからお神輿が海を渡る前後の約3時間、漕ぎ手は船を漕ぎ続け、踊り子は船上で華やかに踊ります。炎天下での船の上ということで、担ぎ手よりもずっとキツいはず、と地元の方が教えてくださいました。
各地区で伝統行事の担い手不足が叫ばれる中、貴船神社夏祭りは、粭島の住民だけでなく、近隣地区の住民や地元企業の社員などによる参加で紡がれている伝統のお祭りとなっています。